2013年10月31日木曜日

「個人的な旅」の途中

幸せだニャー。

こちら、最近よくいらっしゃる、三毛猫のミケ子さん。


座ってる塀からお腹が垂れていらっしゃいることも多々ありますが。
ポッカポカのお天道様の下で、満足気。至福の表情。




妊娠という「個人的な旅」 (シアーズ博士のマタニティブックより。きっと原本の英語は"Private journey"なんじゃなかろうか。)を始めてから、
予期せぬ「モヤモヤ」や、「心のクモの巣」に出会うことがある。

 
それは、頭では分かっていても、心では簡単に理解できないことだったり。
「何が原因」とも言えないような、複合的だったり、雲のような掴み所のないものだったり。

 
でも、考えなくても、それはお天気のように、時間の経過とともに、突然晴れたりする。

「自分のこと、周りのこと、もっと信頼していいんだよ」
って、言われているみたい。

 
きっと、自分の中や、世の中にあるモヤモヤの全ては、単なる誤解だったりするのかもなー。なんて。

疑うより、モヤモヤするより、
「信頼する」「祈る」こと。

これって無意識のうちに、すごく何かを「与えている」行為なのかも知れない。

ミケ子さんのように、どっしり、ノンビリ、ニコニコ、マイペースな母でいたいなぁ。




ポコと地元散歩

いつも私に、季節の移ろいを教えてくれていた、実家近くの公園。



昨日実家へ帰ったついでに、久しぶりにお散歩してみたら、もう寒々とした冬の表情になり始めていました。



日本にいて思うのは、分かりやすくも忙しくもある四季の移ろいは、本当に素晴らしく美しく、日本人の感性そのものだということ。

常夏のタイでも、変わる天候や、獲れるフルーツの種類によって、多少の季節感はありますが。
日本ほど長く住んでいないせいか、まだまだ日本人の私には、わからない季節感も多い。



でも、タイで産まれることになったこの子に、私はできるだけ、日本人ならではの「自然から季節/時間を感じる」ということを、させてあげたいなぁ、と思う。


「海外で出産、子育て」と言っても、決してバイリンガルやトリリンガルになってほしいとか、そういう事ではなくて。

絵本や、私たち家族の言葉を通じて、まずはしっかり美しい日本語を聴かせてあげたい。

そしてゆくゆくは「自分らしさ」を自分で選んでもらえればいいなぁって。
ちょっとした子育てへの、夢。



土にむされ、柔らかくなった落ち葉を踏みしめながら、

「あなたのママはココにいるけれど、"ママ"は私だけじゃないんだょ。
ママのママもいて、そのまたママもいて…そしてこの大地は、全ての"ママ"であり、キミのママでもあるんだょ。
キミの方が、よく知ってる事かもしれないけどねぇ。

ママってみーんな、とっても柔らかいねぇ。
お外に出て来たら、いっぱい抱っこしてあげるからねぇ。
一緒にお散歩しましょうねぇ。」

そう話掛けながら歩きました。




赤ちゃんができて、24時間こうして一緒に過ごすようになって。

自分がこんな風になるなんて、本当に想像してなかったけど。

妊娠期間は、お腹の中での育児期間。
そんな感じがして、とっても楽しい。

お腹の中でどっしんばったん、運動会しているこの子が、お外に出てきたら…きっとすごく大変だろうけど。

でも4つ年下の旦那さんに、上手く遊び相手してもらおうっと。笑




2013年10月28日月曜日

タイ行き片道チケット

11月28日、バンコク行き片道のフライトチケットを予約しました。

裕也さんの『実録・アジアで働く』を、隣で見て来ますね♪
赤ちゃんは、バンコクで産みます。


ここで、以前出たチェンマイ話について書いておきましょう。

 
前回のチェンマイ渡航計画では、話を進める中で

「妊娠だけは困る」

と言われたことがネックでした。

 
やるなら最低でも3年は関わりたかったし、そのくらいやらないと何の結果も得られないだろうし。

その上で、産休や育休が取れないこと(経営の形態から言っても仕方のないことでした)や、妊娠状態で働くこと自体に経営陣からの理解が得られないことは、女性にとってサス(サステナブル=持続可能)な仕事とは言えませんでした。

経営者視点でいえば、現場統括のマネージャーに大きな体調の変化があっては困る、ということで、仕方のないことだ、と理解はしています。

それでも「超自然なこと」かつ「超プライベートなこと」である「妊娠」について制約を受けるのは、「自然」を実践するリトリートに不釣合いである上、業務上の責任もある立場、しかも異国で働くには、難しい条件だと言わざるを得なく、この大きな違和感を飲み込むか否かは大きな選択でした。

結果的に、こんなに早く妊娠するのは本当に想定外でしたが、あのとき結局、直感だったけど、お話お断りしてよかったなぁ、と今は思います。

他の国で暮らす機会や、やってみたい魅力的なお仕事の話なら、またちょうどよい頃に、良いタイミングで、良い話が来るさ〜♪と、次の波を待つ所存でいました。



そうしたら。

裕也さんが「海外移住」のタイミングを、作ってくれました。

 

それでも今回は「妊娠、出産、子育て」という大きな初体験を含んだ渡航なので、不安もありましたし、よーーく考えました。

 
しかし私にとっては、言語がわかり土地勘がある分、海外生活の中でも、タイはソフトランディング。

偶然にも、今バンコクに絶賛子育て中の先輩ママなお友達もいるし!
(これは本当にご縁で、こんな形で再会できるなんて、感動!)

もちろん新しいお友達も作って、もちろん現地タイ人の皆様や、いろーんな人達のお世話になりつつ、いつもの私らしく、ゆるーくママになっていければいいかなって。

結局日本にいたのは3年半満たないくらい。(前回のバンコク暮らしの方が、微妙に長いんだな。)
 
だけど、この間にだいぶバンコクも様変わりしているみたいだし、自分の状況も全然違うから、また新たにタイに馴染んでいこうと思います。

 

3年半、と思うと短く感じる日本での生活でしたが、この間に経験した内容、生活の変化は濃かったなぁ。

「アジアで働く」の九門さんと知り合って、そのお手伝いをしているうちに、
『「アジアで働く」を志す』裕也さんと知り合って。

その間には、期せずして働き出した今の職場で、たーくさんの仲間と、ステキなお客様達と、貴重な経験に恵まれました。

正直、社会人になってから、3年も同じ職場に勤め続けたのは、今回が初めて。
期せずしてこんなに惚れ込んだ会社も、初めて。

大変なときも、もちろんたくさんあったけど。
本当に貴重な経験をさせてもらって、私にとって超貴重な職歴、経験になりました。

帰国当初は、通訳の他に、フリーランスとして自分の仕事を育てていこうと思っていたのに。
いつの間にかこの仕事に夢中でした。

けど今、この仕事の経験が、確実にこの先の自分の仕事に活きてくる、と確信しています。

ほんとにこの職場、仕事に出会えてよかった!!


妊娠したときも、職場の仲間みーーんなが、一緒に喜んでくれて。
今も仲間達がサポートしてくれるから、こうして元気に働けています。

魅力的なお話だったけれど、チェンマイに行っていたら、こうはいかなかった。
そう思うと、本当に有難い職場。
また日本で暮らすことがあれば、ぜひこの会社に復帰したいな!

そんなわけで、現職場は11月15日で、ラストランになる予定です。
その頃、ほぼ妊娠7ヶ月。

今の時点で徐々にお腹も大きくなっており、しんどくなり始めてたから、ちょうど良いかなぁ(^-^)


タイ渡航を検討できるのも、こうして仕事や家事ができるのも。

裕也さんや、実家の父母や、職場の仲間達がサポートしてくれているからこそ。

そしてこの子と、私の身体が頑張ってくれて、妊娠が順調に行ってくれているお陰。

明日、どんな風に体調や状況が変化するかわからないのは、妊婦でも子供でも老人でも病人でも健常者でも、誰しもわからないことですが。

「お陰様」で順調な、現在の体調や状況に感謝して。

赤ちゃんと、赤ちゃんを育んでくれているこの身体を一番にケアしながら。

これこら1ヶ月、徐々に新生活を迎える準備を整えつつ、フルエンジン必要なことは裕也さんに任せて♪
私は何事も3倍遅くらいの、ゆっくりペースで進めていこうと思います!