妊娠以来、ずっと感じている事だけど。
とにかくボーっとするし、集中力がない。
この文章だって、実は2日掛かりで書いていたりする。
でも、コレでいい、ボーっとするんでいい。
妊婦はボーっとなるべきなんだなって、臨月に入った今、思う。
なぜかと言うと、妊娠やお産って、つくづく「感じるもの」なんじゃないかって、今思うから。
やっぱりお産は女性じゃなきゃできない、女性ならではの仕事、仕業だと思う。
女性は陰陽でいう「陰」の存在。
「子宮」はやっぱり、天や、目に見えない暗在系の世界と繋がるお宮=「神社」と同じで、「産道」は「参道」なんだと思う。
私達は神様によってもたらされ、どの魂も等しく、同時に神様を内在させている。
妊娠してからの身体の変化は100%他力(=自然の力、神様の力?)によるもので、つわりなんかの食の趣味の変化等に始まり、何も自力でコントロールなんてできない。
だけど、上手くその「他力」の波に乗ってしまうなり、抗わずに受け入れ、流し、循環させてしまえば、そんなに酷い目に遭う事もない。
必要なメッセージを受け取り、受け入れれば、自ずと消えていく。
もちろん妊娠中の様々なトラブルも含め、全ての事象や体調には意味があり、メッセージがあるから、トラブルが出る事自体や、それに対する医療介入も、この時代において悪い事では全く無い。
要は、それらトラブルの出た意思・意味や、お腹に宿った新しい命の意思を、ちゃんと「感じる」ことが大事なんだと思う。
感じたことは、ただ「感じたこと」で良くて。
それらをジャッジする必要もない。
「感じたこと」が正しいか、正しくないか、なんて、必要ないから。
ただ、感じ、受け入れる。
そして「大丈夫だよ」と声をかけ、また流す。
感じること。
受け入れること。
これはやっぱり「陰」の女性、ならではのチカラだと思う。
異物をも受け入れ、育む。
血液型の違う血の流れる子だって、この血で育むことができる。
そしてこの「異物」こそ。
メッセンジャーであり、神の遣いだったり、天使だったりする。
私達は、それらを愛する事ができる。
私達「女性」は、感じる事が得意。
Don't think, Just Feel.
もちろん「男性」にも女性ホルモンがあるように、「母性」や「女性性」は内在しているので、そこをうまく活かせば、誰にでも出来る。
やってきたメッセージを受け取ること。
そして、それらを育むことも。
こんな風に、外へ表現してみたり。
そうして、ただ受け入れたものを、流し、循環させることもできる。
今、「お産」を目の前にして。
そういう「感じるお産」をしたいな〜って、思っている。
初めてのお産。
しかもお産って、1人1人違うと言う。
お産は痛い?
そんなの、やってみないとわからない!
うちのママは、痛くなかったって言ってた。
医学用語的には「微弱陣痛」なんて言われてしまうこともあるけど。
うちの母曰く、痛みの感じ方も個人差があるし、赤ちゃんのことや、もうすぐで会える喜びや、はやる心が先立って、そんなの何でも無かったって。
もちろん叫んだりしなかったし、2人産んで、2人ともスルッと出て来て、安産だったって。
「痛くない出産法」と言われるソフロロジーや、ヒプノバーシングの映像を見たり、MINMIさんのお話を聞いて。
出産って、痛くないものなのかもなー、と、臨月の今さらながら、改めて思うようになった。
ゆっくり息を吐けば、赤ちゃんが回転して出ようとしているのが、わかるよって。
私達は生きている1つの生命体で。
「産める」から、授かったのだから。
身体の流れ、命の流れ。
抗わずに、妨げずに流せば、きっとつるりと、この子を外の世界へ、連れて来てあげられるんじゃないかなぁ。
花は咲く時に、花びらを広げながら、痛みを伴うのかな。
木は実を落とすときに、痛みを恐れるのかな。
お産するときに、そこまで叫ぶ動物は、いない。
「妊娠」って、超自然。
だから、120%自然に委ねてみたら、「お産」も出来る気がする。
少なくとも、今120%自然の力で生きているこの子は、そうやって出て来ようとするだろう。
私も、頭で考えず、心と身体で「感じて」サポートしてあげたい。
この子の、この1人の人間の、たった1回きりの、本当のお誕生日に。
産める身体をくれた、両親に。
新しい命を与えてくれた、裕也さんに。
ここまで命を繋いでくれた、多くのご先祖様達に感謝して。
命の流れを感じながら、お産したいな。
私達の、愛の結晶。
きっとね、お産しているときは。
私も赤ちゃんと同じく、この世と天の間みたいなところで、ユラユラと気持ち良くなれるんじゃないかな〜って。
そんな気がしている。
瞑想や呼吸法をずーーっとして、頭がポカンもとなっているときの、あの気持ち良い感覚。
そして、小さい頃にお母さんに抱っこしてもらったときのような感覚や、大好きな人の腕の中にいる感覚。
出産時の呼吸練習を兼ねて、寝る前なんかに呼吸法をやっているんだけど。
お腹の赤ちゃんのことを感じて、長い呼吸をしていると、自然とそういう感覚がしてきて、なんだか気持ち良くなってくる。
この感覚は、妊娠前には、呼吸法をしても、あまり味わえなかったな。
心からの安堵感、安心感、平和感。
みたいなもの。
これ、「愛」なのかなぁ。
お腹の中にいるポコの感覚と、私の感覚が、シンクロしているのかも知れない。
お産の時、大変なのはママじゃなくて、赤ちゃんだって聞くから。
「パパとママがいるから、安心して出ておいで。
お外の世界は素晴らしいよ。」
そうやって声を掛けている。
きっとこの子も今頃、外へ出るための練習と、イメージトレーニングをしているんじゃないかなぁ。
初めて出会う外の世界への、憧れと、不安と、期待。
それでいいんだよ。
全部持って、そのまんまのキミで。
心と身体の準備が、自分なりに整ったら、いつでも出ておいでって。
そう話し掛けてる。
ポコちゃん。
君に会える日は近い。
ママもパパも、おばあちゃんもおじいちゃんも、ひいおばあちゃんも、ひいおじいちゃんも。
みんなみんな、キミと会えるのを、心から楽しみにしているよ。