2015年5月13日水曜日

信頼

親知らずを抜く日なのに、、

家族ディナーの約束が入っていた、今夜。

ご飯も食べられないだろうと思い、
ちょっとブルーだった。

けれど、思いのほか、
とても良いご飯の時間になった。

思い切って飲んだ痛み止めと、
その前に摂ったホメオパシーのお陰か、
抜歯した事を忘れそうなほど、
痛みは無くなっていた。

食欲も出て、お腹もペコペコ。
片側噛みだけれど、少しずつ。
それなりに美味しく食べられた。

最近、裕也さんのご縁もあり、
ステキな起業家さんと、
家族連れでご飯をさせて頂ける機会が増えた。

私がただ普通に生活していては、
お話する機会もなさそうな人だ。

お仕事の話も、大変興味深い。

若干2年で、
会社を急成長させたその起業家さんは、
現場での様子を聞くからに、
とても人材教育が上手。

在タイ2年とは思えないほど、
すごくタイ人の事を理解しているし、
若者を「信頼」する事が上手だ。

もう、
現場のタイ人に、
寄り添って、寄り添って、
相手を尊重し、信頼し、理解しながら、
一つ一つ丁寧に仕事をしてきたんだろうなって。

素人の私にも伝わってきた。

それを語る瞳はキラキラと輝いていて、
成功する以外あり得ない人のオーラだった。

「信頼」を差し出すことで、
「信頼」をもらい、
現場のタイ人達から愛されている。

その好例だった。

最近、
「タイのためにできる事って、雇用以外に何があるだろう?」
と、考えていた。

その起業家さんの話を聞いて、
それは「教育」だと思った。

賃金では換算できないような、
現場で身体で覚えていく、
仕事のやり方、回し方。

「自分達がこの会社を大きくしていくんだ!」
というモチベーション。やりがい。

これって、人生に幸福感をもたらしてくれる。

あぁ、なんて素晴らしいタイへの貢献なんだろう。



その起業家さんが、
またすごく奥様を愛し、
信頼されている。

奥様も同じく。

2人の間にはそこはかとなく、
信頼し合っている温かい空気が溢れ、
起業家さんが、

「彼女は、いつも感謝してくれている。
夫婦や家庭での信頼関係があってこそ、
仕事の現場でも、そういう信頼の輪を築ける。」

と語ってくれて、
私はなんだか、
大切な事を気付かされた心地がした。



【信頼】

自分自身への信頼、
子供への信頼、
夫への信頼、
友人への信頼、
お医者さんへの信頼、etc...

信頼は、全ての関係について回る。

信頼を出せば、信頼が還ってくる。

「信頼」は、
最近私が気になっている、
一大テーマなのだ。



私は、どれだけ「信頼」しているだろうか。

自分自身のこと。
目の前の家族のこと。
遠くの家族のこと。
お世話になったお医者さんのこと。
はるさんのこと。



私が「何かしたい」って思う、
その理由は何なんだろう?

自己実現したいって思う、
その理由は何なんだろう?

何か達成できないと、
いつまでも自分に自信が持てない、
自分を信頼できないって思ってる?

でも、自分を信頼するって、
そういう事じゃないよね。

頭で考えても、答えは出ない。

頭で考えることは、全てエゴだから。



「私は、どう生きたいの?」


「私は、何をして生きたいの?」



そこに「自分への信頼」に通じる、
答えがあるような気がする。

そして私は、
もっともっと、
私を信頼したい。




とりあえず今夜は寝て。

次の気付きがもたらされるのを、
楽しみに待ってみようと思う。