家族ディナーの約束が入っていた、今夜。
ご飯も食べられないだろうと思い、
ちょっとブルーだった。
けれど、思いのほか、
とても良いご飯の時間になった。
思い切って飲んだ痛み止めと、
その前に摂ったホメオパシーのお陰か、
抜歯した事を忘れそうなほど、
痛みは無くなっていた。
食欲も出て、お腹もペコペコ。
片側噛みだけれど、少しずつ。
それなりに美味しく食べられた。
最近、裕也さんのご縁もあり、
ステキな起業家さんと、
家族連れでご飯をさせて頂ける機会が増えた。
私がただ普通に生活していては、
お話する機会もなさそうな人だ。
お仕事の話も、大変興味深い。
若干2年で、
会社を急成長させたその起業家さんは、
現場での様子を聞くからに、
とても人材教育が上手。
在タイ2年とは思えないほど、
すごくタイ人の事を理解しているし、
若者を「信頼」する事が上手だ。
もう、
現場のタイ人に、
寄り添って、寄り添って、
相手を尊重し、信頼し、理解しながら、
一つ一つ丁寧に仕事をしてきたんだろうなって。
素人の私にも伝わってきた。
それを語る瞳はキラキラと輝いていて、
成功する以外あり得ない人のオーラだった。
「信頼」を差し出すことで、
「信頼」をもらい、
現場のタイ人達から愛されている。
その好例だった。
最近、
「タイのためにできる事って、雇用以外に何があるだろう?」
と、考えていた。
その起業家さんの話を聞いて、
それは「教育」だと思った。
賃金では換算できないような、
現場で身体で覚えていく、
仕事のやり方、回し方。
「自分達がこの会社を大きくしていくんだ!」
というモチベーション。やりがい。
これって、人生に幸福感をもたらしてくれる。
あぁ、なんて素晴らしいタイへの貢献なんだろう。
その起業家さんが、
またすごく奥様を愛し、
信頼されている。
奥様も同じく。
2人の間にはそこはかとなく、
信頼し合っている温かい空気が溢れ、
起業家さんが、
「彼女は、いつも感謝してくれている。
夫婦や家庭での信頼関係があってこそ、
仕事の現場でも、そういう信頼の輪を築ける。」
と語ってくれて、
私はなんだか、
大切な事を気付かされた心地がした。
【信頼】
自分自身への信頼、
子供への信頼、
夫への信頼、
友人への信頼、
お医者さんへの信頼、etc...
信頼は、全ての関係について回る。
信頼を出せば、信頼が還ってくる。
「信頼」は、
最近私が気になっている、
一大テーマなのだ。
私は、どれだけ「信頼」しているだろうか。
自分自身のこと。
目の前の家族のこと。
遠くの家族のこと。
お世話になったお医者さんのこと。
はるさんのこと。
私が「何かしたい」って思う、
その理由は何なんだろう?
自己実現したいって思う、
その理由は何なんだろう?
何か達成できないと、
いつまでも自分に自信が持てない、
自分を信頼できないって思ってる?
でも、自分を信頼するって、
そういう事じゃないよね。
頭で考えても、答えは出ない。
頭で考えることは、全てエゴだから。
「私は、どう生きたいの?」
「私は、何をして生きたいの?」
そこに「自分への信頼」に通じる、
答えがあるような気がする。
そして私は、
もっともっと、
私を信頼したい。
とりあえず今夜は寝て。
次の気付きがもたらされるのを、
楽しみに待ってみようと思う。