2016年10月15日土曜日

モノクロな日々、3日目。

日本人の私のfacebookのタイムラインは、
昨日までと打って変わって、
朝から色が付くようになった。


別に、
モノトーンのON/OFF機能があるわけでも、
なんでもないのにね。


タイの報道チャンネルの投稿が、
減ったのかな。







でもまだ、それには馴染まない自分がいる。


いつもなら「いいね!」と思う投稿も、
中にはあるかも知れない。


だけど、眩しすぎて見る気になれない。



そしてタイのお友達が見る可能性を考えると、、
「いいね!」もできる心境でない。

外国人なのだから、
そこまで気にすることはないだろうけれど、
タイの友人の自分への評価云々というより、
単純にまだモノクロなfacebookの方が、
みんなにも自分にも、馴染むと感じるから。





昨日は、
ショッピングモールやスーパーでも、
BGMが無かったという。



BTS(電車)も同じなんだろうか。

私は自宅安静中の妊婦のため、
外の様子はわからないけれど、
タイの電車ではいつもCMが流れており、
とても賑やかなのだ。






音と色のない、南国、タイ。




なんだか…想像がつかないけれど…

そういうことなんだろう。






昨日の記事は多くの方々に読まれ、

(今日までで5,000pv以上。
   まだ増えている。)

世の中の反応に、私がビックリした。




在タイの日本人向けに、
タイへの理解の一助になれば…と、
なんとなく書いた記事だった。




今のタイに関して、
メディアから得られる情報なら、
私がfacebookやこのブログにシェアしなくても、
ググればいくらでもある。

私はただのタイに暮らす一外国人として、
外出もできない状態だけれど、
この家の中にいるだけでも感じた今のタイを、
私観で伝えてみたかった。


実際にはたくさんの日本にいる方々が読んで下さり、
こんな風にこの国に関心を寄せてもらえて、
私としてもとてもうれしかった。



あれは本当に私感で、
インタビューでこんなこと言ってた、
お手伝いさんがこうだった、
そして私はこう感じた、
と書いたが、
それらは本当に一部。



タイの友人の王様への想いを書きつらねた投稿や、
タイのメディアが書く
「父が教えてくれた9つのこと」とか、
(タイ文字のため読むにはすごく時間が掛かるが、
この手の投稿は少なくない。)
王様の棺がお寺へ運ばれるときの動画だとか、
それを見送る方々の姿だとか、
これまでの王様の活動を振り返る写真たちだとか。




そういうものを見るにつけ、
私たち外国人が理解できるであろう、
タイの方々の心情というのは、
ほんの一握りなのだと思う。





空が落ちてきたか。

神が消えたか。





想像を絶する悲しみだ。









ちなみに昨日は、
私はお手伝いさんと一緒に、
同じお昼ご飯を食べた。
(分けてもらった。)



何事も無くても、
彼女とはよく一緒にお昼を食べるが、
昨日は特別、
1人で食べさせるのは忍びない気持ちになった。

そして彼女と時間を、
共にしたいと思ったから。






昨日は通常通り、
今日は時短で出勤してもらったが、
いつも本物の太陽のように明るい彼女が、
本当に元気がない。



テレビのインタビューに答えていたおじさん同様、

思わず涙が溢れてしまい、
    とても仕事になりません。

そんな心境なのだろうと思う。





それでも彼女は、

「仕事は休まなくて大丈夫!
   マイペンライ!」

と言うし、
今日もキチンと仕事をこなしてくれた。


そして合間合間に私と会話しながら、
王様を思い出し、
目に涙を浮かべていた。



今の我が家は、
彼女がいてくれないと家が回らないとはいえ、
お休みを取らせてあげればよかったかな…
と、思ったのも事実だ。

彼女の努力には、頭が上がらない。







以上が3日目の私の所感だが、
昨日の記事へ関心を寄せて下さる方が多かったため、
もしこの記事も日本にいる方々が読んで下さっているのであれば、
改めて御礼を言いたい。



こんなにもタイという国に想いを寄せてくれ、
今のタイの方達の心情を理解したいと思う人が多いということが、
私にはとてもとてもうれしかった。



なんだか救いのようにも感じられたし、
日泰の友好関係を再認識し、
この点でも改めて、
プミポン国王様の偉大さを実感した。




ご旅行を検討されている方々には、

「この時期だからこそ来てください!」

と心から申し上げたいです。




服装はモノトーンか、
濃い色のものをお召し頂くようになり、
娯楽も限られるようにはなりますが。


今だからこそ、
プミポン国王様の築いたこの美しい国と、
美味しいタイ料理やタイマッサージなど、
タイの良さを五感で確認して頂き、
涙を流しつつもこの国の経済を支えようとしている人々へ、
「旅行」という形で貢献して頂けると、
タイの方々もとても喜ばれます。


そしてこんなときだからこそ、
タイの方々の深い情愛を、
至る場面で感じて頂けると思います。


タイへいらっしゃる際には、
日本のタイ観光局のHPをチェックしてから、
ぜひいらしてくださいね。



在タイ日本人の私から、日本の皆さんへ。

これがきっと、
タイへの貢献のためにも、
お伝えできることかな。