2016年12月20日火曜日

妊娠6ヶ月。良い意味で諦めがついてきた。

妊娠6ヶ月に入った。


安定期、とは言え、
絶好調、とは言えず。


相変わらず空腹がダメだし、
洗剤の匂い、炊事の匂い、
オムツ替えも大変。



赤ちゃんの性別がわかることで、
楽しみにしていた6ヶ月検診。


性別がわかったり、
4Dでお顔が見れたのは、
うれしかったのだけども…





「子宮頸管が短め」

という診断結果があり、凹む。






長男の時はこういうこと何もなかったから、
こんなにも妊娠によって違うのか?!と。


しかもね、性別は同じでした。笑

男の子2人兄弟♡

男の子可愛いから、
ママは大歓迎♡

性別同じでも、
妊娠中の体調って、
こんなに違うものなのねーー。

なんなら、お腹の形も全然違う。

腹囲(横の長さ)は長男のときより短いのに、
子宮底長(縦の長さ)はずっと長い!

あ、でも唯一?
胎動がしっかりしてるのは同じかな。

17-18週辺りから、
ずいぶんしっかりと胎動も感じるように。

直肌の上からなら、
ちゃんと動いているのがわかるくらい♡

この3年ぶりの胎動、うれしい♡♡



そして妊娠6ヶ月に入って、
急に胃の辺りがせり出してきたので、
外から見ても妊婦だって、
少しわかるようになってきた!





相変わらずトコちゃんベルト着けられないし、
(着けると背中が痛くなる。
    骨盤の形悪すぎ。)
急に脚は浮腫むようになったし、
相変わらず身体は疲れやすく、
ダルい。。




で、子宮頸管も短めと聞いて。。




なんだか、今回の妊娠に対して、
ひとつの諦めのようなものが出来てきました。笑





子宮頸管の短さに関しては、
タイのお医者さん曰く、
(長男も取り上げてもらい、
   大好きで信頼してるベテラン先生☆)
全く問題無いそう。



でも、日本語で、

「子宮頸管 短い」

とかググると、、

入院してる人いっぱいいる。。

みんなお薬飲んでるみたいだし、、




で、日本で助産師をやられてた方や、
バンコクで「子宮頸管短め」と診断されながら出産されたママさん達に、
いろいろお聞きしました。




日本とタイの医療事情、
かなり違うとは思っていたけども。

やっぱりかなり違う。



タイは、、というか、

タイで私達外国人が通うような大病院と、
日本の普通の病院とでは、
かなり医療のレベルが違う。



「子宮頸管が短め」という状態に対して、
どうアプローチが違うのかという話は、
この公のブログに書くのは避けるけども。


とにかく経験者の話を聞いて安心したし、
こっちで妊婦しててよかった、、
と思ってしまった。



ただやっぱり、
出来る限りノンビリやっていこう、
とも、つくづく思った。



医療の事情は違えど、
万国(バンコク?!)共通なのは、

「ママのストレスは良くないよねー」

ってこと。




「お腹に赤ちゃん抱えてるっていうだけで、大変だよね」


っていう2人育児中の助産師さんの言葉に、
なんだかとっても救われました♡




そ、そうだよね…!!!

これまでたくさんの妊婦さんを見てきた方が言うんだもん。

妊娠してるってだけでさ、
決していつも通りじゃないし、
大変だよね…!!!



長男妊娠時を振り返って…

それなりにトラブルの少ない妊婦生活だったとはいえ、

早朝からお昼まで立ち仕事したら、
夕方にはそれなりにヘロヘロだった。

妊娠前は、
早朝から夕方まで立ち仕事できたもん。

やっぱり妊娠したら、
2人分の代謝があって、
お腹も重かったりして、
それなりに大変なのよね。

どんなに健康な妊婦さんでも、
妊娠前と同じ生活が出来るわけじゃない。


変化にしなやかに対応して、
今の自分なりに、
今の自分に合った、
無理のない生活をすること。



他の妊婦さんと比べてどう、
とかじゃなくて。



今の自分が感じていることに、
正直に。



それってさ、
まず子育ての大原則だし。笑




子供を比べないことには、
ママをする過程で慣れていってても、
自分の事は忘れてたかもー。笑



1人目妊娠の頃の自分と、今の自分。


比べても仕方ない。



今の自分の体調に、素直に。

しなやかに。




「今の私のままでいい。

ステキ妊婦じゃなくても、

元気妊婦じゃなくても。

今の私のペースで、

今の私に素直にいこう」



そう思ったら、
今回の体調に対して、
良い意味で諦めが出来て(笑)、
気持ちがラクになりました♡



お腹の子がとっても良い子♡な予感は満々だし、
産後を楽しみに、
今回の妊娠は淡々と(笑)乗り切ろう。



もちろん、体調の許す範囲で、
この今の家族3.5人の生活を、
思う存分、楽しみながら。






4D写真でも、
お顔が可愛いと思った、
親バカです♡


長男が胎児のときは、
鼻筋がスッと通ってて、
明らかにパパ似!


今回はお鼻がペチャで、
私似かもしれない♡

なんて期待してます♡♡♡








2016年11月29日火曜日

「私のものじゃなくて、赤ちゃんのものかもね」

妊娠18週。
妊娠5カ月も、今日から後半。



だけど、つわりはまだ終わらない。



外出も出来なかった頃に比べたら、
ずっと良いんだけれど。

それでも、終わらないのはシンドイ。




ただ、昨日辺りから、
だいぶ涼しくなってくれたので、
生活臭が軽くなり、
それだけで少し快適♡


今年の乾季は、
長雨が続いたぶん、
ちょっと長いだろうと言われているらしく♡

来年2月くらいまで、
涼しさが保たれるとか??

これからお腹が大きくなって、
もっと暑がりになりそうな私には、
とてもうれしい予想♡





1人目妊娠と2人目妊娠、
というよりは、
妊娠によって、
こんなにも心や身体の調子が違うのかと。



私の年齢や体調的なことのせいかとも思ってたけれど、
長男と2人目の母子手帳の妊婦検診欄を見比べながら。。



なんとなく。
これ、私の身体の違いもあるけど、
やっぱり一番は、赤ちゃんの違いだろうなぁ。
と、思った。




つわりや体調が違うと、
赤ちゃんの性別が違うとか、違わないとか。
(まだ性別わかりません♪)



どちらの話も聞くけれど。

妊婦時の体調は全然違っても、
性別は同じだったっていう人でも、

「性格が全然違う」

って言うので。




特につわりの激しかった人は、
自分(ママ)と全然違うタイプだって言うので。




性別が違うか、
性格が(私や長男と)全然違うか、
その両方かなー??

と、なんとなく思っています。




もう妊娠も5カ月くらいになると、
「妊娠」してる状態にも慣れて来て、
いろんなことが無意識的になってくるのだけども。




今の、私の(ものと思っている)意識。

食の趣味から、
洋服の趣味から、
言動から、
感情から。


そういうの全部、
無意識のうちに、
半分以上は赤ちゃんのものなんじゃないかな??


なんて、思うようになりました。




ダメだった臭いも、
一部大丈夫になってきてるけれど、
今でも本当にダメなのが、


・あらゆる洗剤の臭い
・炊事の臭い
・長男のオムツ替え


です。



妊娠初期からの胎話で、
ずっと赤ちゃんから言われてることが、




「ママには何もして欲しくないの!

お姫様でいて欲しいの!」



ということ。



掃除も炊事も長男のオムツ替えも、
赤ちゃんは私にはして欲しくないみたい。




そしてそして、
今の私の洋服の趣味は、
長めのワンピース♡

ピンクや白なら、なおよし♡




長男妊娠中のときは、
パンツやレギンスが好きだったんです。



レギンスは普段あまり履かないけれど、
長男妊娠中だけ履いてた。



しっかり初期からトコちゃんベルトも(骨盤ベルト)着けて、
スタバで立ち仕事して。



お腹周りはカッチリさせてる方が、
好きだったんだけれど、、。


そして生まれてきた長男は、
おくるみでガチガチに包まれるのが、
大好きだったんだけれど…。笑


おくるみ卒業後も、たまに巻き巻きしてた。




今回は、お腹への圧迫感?
お腹周りになにかある感じは一切NGで、
とにかくワンピースじゃないと!!!


妊娠がわかってすぐに日本から取り寄せたトコちゃんベルトも、
今回は全然着けられてない。。



日本の深履きのマタニティパンツはきっと無理だから、
タイで買ったローライズで十分。

腹巻も冷房対策にしてるけど。。

でも無い方が喜んでるんだよね。。




なんかね、
2人目妊娠用に取っておいた長男妊娠時のマタニティウェアとか、
あんまり活躍してないや。笑



長男妊娠時に、比較的アクティブだったり。

あ、昨日で2回目のバンコク引っ越し3周年でしたが。
3年前。成田にて搭乗前。幼いー!!


妊娠7カ月でも、


「タイに引っ越し?
   行こう! 行こう!!」


って感じになれてたのは、
私の意識というより、
アクティブな長男の意識だったのかな?

なんて。




最近は軽い胎動も出始めて、
2人目ちゃんも少しずつ自己主張を初めてくれ、
終わらないながらもつわりも酷くないので、
長男登園中のノンビリ時間に、
お腹の赤ちゃんと胎話するのが、
とっても癒し♡




で、
今の私が選んでいる食や洋服や、
感じてる感情なんかも、


「私のものじゃなくて、
   赤ちゃんのものかもね」



なんて、
ここ数日、思うようになりました。



ただ、きっと、
どっしり落ち着いた感じの子だろうなぁ、
と言うのは感じている。




もう、本当に、
男の子でも女の子でも、
どっちでもいい☆



どちらにも、
どちらなりの、
楽しみがありすぎる♡





ただね、、

つわりは早く終わって欲しいです。。






2016年11月15日火曜日

妊娠5ヶ月に入りました。

ブログの更新が、
1ヶ月滞っていたことに気が付いた。


9,10月と、まる2ヶ月は寝込んだ、
今回の悪阻。


11月に入って徐々に外出できるようになったものの、
その前数週間は文字酔いが酷くなり、
ブログの更新が出来なくなった。
(SNSの短文は大丈夫だった!)



文字酔いは無くなったけれど、
「食べづわり」自体は、
まだスッキリと治らない。


あ、でも言うほど食べてないのか、
体重もあまり増えた感じしないし、
(体重計ないからわからないー)
久しぶりに会うお友達には、
相変わらず、

「痩せたねー (T ^ T)」

って言われてます。




つわりが終わるのか心配になって、

「つわり終わった時期アンケート」

なんてググったけれど、

1位 妊娠5ヶ月
2位 妊娠6ヶ月

なーんて結果で。


まぁ、こんなもんなのか、と。


長男のときのことは忘れちゃってるもんで、
母子手帳なんかの記録を読み返してみたら、

「なんだかんだで、
   妊娠4ヶ月中はつわりがあった」

と書いてあった。



そんなわけで、
まだまだ夕方以降は体調微妙。

昨日の園行事も頑張っちゃった(笑)ので、
今日はおうちでゴロリ。



それでも今日から、
「安定期」と呼ばれる、

妊娠5ヶ月




お腹も

「全然目立たないねー!」

って言われることが多いですが。

自分(上)から見ると、しっかり出てる♡



長男のときは、
この頃既に胎動を感じ始めていた模様。


妊娠後期にもなると、
ほんと酷い胎動でしたが。汗


今回は、
まだよくわからないなぁ。



と、2人目妊娠の記録も、
書き残してみる。



ここから▼はちょっとつわりトーク。

自分の記録用と、
悪阻で頑張ってる妊婦さん達と、
それを支える家族の方々との、
情報共有に♡



今回の悪阻は、
前半は食べられなくなるタイプで、
後半からは食べづわり。



食べられるものやマイブームも、
コロコロ変わる。



長男のときは、
ほぼ内容が一定してたので、
大違い。



「つわり」の中では、
「食べづわり」が一番ラクだろうと思ってたけれど。

わたしゃ、
食べづわりが一番ツラかった。(T ^ T)



食べられるものは限られてるし、

食べ物確保するのも大変だし。。

もともと胃腸の消化能力も高くないし、
大食いってわけでもない。

食べないで済むなら、
その方がよっぽどラクだ…!!

と思った。




飴が舐められるようになってから、
ちょっとラクに。




そもそも、
私が「嘔吐恐怖症」で、
「吐けない」人なので…

(結局、ウッときても、
   1回も吐けなかった。


だからよけい、
身体的にも精神的にも、
つらいつらい2ヶ月だった。


長男のときは、
ウッときたのも1回だけで、
結局このときも吐いてない!


長男のときは、
市販のものが美味しくて、
日本に住んでたし、
あまり食べるものの確保には困らなかった。


職場のコーヒーの香り(当時スタバ勤め)は癒しで、
つわり軽減に役立ち、
職場の休み時間にはスタバのフードを食べ、
昼休みやシフト終了後は、
社食でしっかり栄養補給。笑


気分が悪くなっても、
りんごジュースを飲めば晴れてたから、
りんごジュースだけ持ち歩いてた。


ネギ系以外はほぼ食べられたし、
インドカレーやサンドイッチにハマったなー。



それでも後期づわりの影響やなんかで、
全然太れず、
産むときにも結局+5.5キロだった…

(産後の授乳で体重増えたけどね!
   でも授乳が軌道にのるまでは大変だった。)




だけど、今回は。




コーヒーの香りや、
香ばしい系のお茶(麦茶、番茶)の香りがダメ!

普段家で淹れてるものが、
軒並みダメ!!

ジュース系もイマイチ。

ポンジュース
→パッションフルーツジュース
→無糖ソーダ
→ハチミツたっぷりアイスティ

と彷徨い、
結局氷入りのお水が一番。

お水は本当に良く飲めるので、
あまり便秘はしなかったかなー。

でも降すことは多かった、、

便秘も数回したけれど、
そのときは慣れない便秘が苦しかった。



今は甘くてスースーする系の飴と、
タイのヤードムが手放せない。
(持ち歩きのミント系アロマね。)



食べ物も、
相変わらず日本食より、
洋食やタイ飯の方が食べられる。



日本食なら、お寿司がいいー♡

肉食にハマった長男の頃と変わって、
今回はお魚♪♪

お寿司とか、
白身のお魚とか、
揚げたお魚とか、
美味しい♡

あとは甘いものー♡
(長男のときは甘いものはイマイチだった。)


飲茶も美味しいー♡
エビシュウマイとか♡
黒酢最高!


こんな感じで、
全然つわりは違うけれど、
2人目ちゃんの性別は、
まだわからない♡


お医者さんには、
確定できるのは妊娠6ヶ月の検診、
と言われてますが。


来週の検診でわかるかなー♪♪


相変わらず、
検診がとっても楽しみ♡



4ヶ月検診での2番目ちゃん♡

大きくなったかな〜!










幼稚園でロイクラトン。

スーパームーンだった、
昨日のロイクラトン(タイの灯籠流し)。




息子の保育園(幼稚園)のロイクラトンに参加し、
タイ人のママさん達と一緒に、
クラトン(灯籠)を手作り。




私のような妊娠中のママさんや、
生後間もない赤ちゃんを連れたママさん達が、たくさんいて♡


妊婦としてのモチベーションもあがったし、
外出できる喜びと、
園ママになった喜びも、
噛み締めてきました。


園行事に家族で参加すると、
なんだか「家族感」がすごい。笑





園内でママを見つけた息子は、

「おうちに帰りたい」

と、大泣き。笑





クラス内でも身体が大きな方で、
普段から声も大きく、
教室内を駆け回り、
他のお友達も巻き込みながら、
先生に注意されるくらいの、
はるさん。



園バスの先生には、

「はるは学校で良くやってますよ♡

   クラス内で一番賑やかです♡」

なんてコメントを頂いており。



学校楽しんでくれてるんだなー♪

とは思っていた。



けれど、
先日別な用事で学校へ行ったときも、
ママとパパを見つけたら、大泣き。笑


そして今回も。笑


あんなにワンワン泣いてたのは…
はるさんくらい♡


徐々に慣れるのかなぁ。




一通り泣き切った後は、
(とは言っても、
なかなか泣き止まなかったのだけど。笑)

いつも通り教室内を駆け回って、
先生に怒られてました♡



泣き笑い顔。





こんな二面性も可愛いと思える、、


親バカ♡



おうちの顔と、お外での顔。

「社会」と接する顔が出来てきて、
世界が広がって。


こうやって成長して行くんだなぁ、と。


ママは学ばせてもらってます♡




ハルチカ、2歳半のタイ衣装♡


2016年10月15日土曜日

モノクロな日々、3日目。

日本人の私のfacebookのタイムラインは、
昨日までと打って変わって、
朝から色が付くようになった。


別に、
モノトーンのON/OFF機能があるわけでも、
なんでもないのにね。


タイの報道チャンネルの投稿が、
減ったのかな。







でもまだ、それには馴染まない自分がいる。


いつもなら「いいね!」と思う投稿も、
中にはあるかも知れない。


だけど、眩しすぎて見る気になれない。



そしてタイのお友達が見る可能性を考えると、、
「いいね!」もできる心境でない。

外国人なのだから、
そこまで気にすることはないだろうけれど、
タイの友人の自分への評価云々というより、
単純にまだモノクロなfacebookの方が、
みんなにも自分にも、馴染むと感じるから。





昨日は、
ショッピングモールやスーパーでも、
BGMが無かったという。



BTS(電車)も同じなんだろうか。

私は自宅安静中の妊婦のため、
外の様子はわからないけれど、
タイの電車ではいつもCMが流れており、
とても賑やかなのだ。






音と色のない、南国、タイ。




なんだか…想像がつかないけれど…

そういうことなんだろう。






昨日の記事は多くの方々に読まれ、

(今日までで5,000pv以上。
   まだ増えている。)

世の中の反応に、私がビックリした。




在タイの日本人向けに、
タイへの理解の一助になれば…と、
なんとなく書いた記事だった。




今のタイに関して、
メディアから得られる情報なら、
私がfacebookやこのブログにシェアしなくても、
ググればいくらでもある。

私はただのタイに暮らす一外国人として、
外出もできない状態だけれど、
この家の中にいるだけでも感じた今のタイを、
私観で伝えてみたかった。


実際にはたくさんの日本にいる方々が読んで下さり、
こんな風にこの国に関心を寄せてもらえて、
私としてもとてもうれしかった。



あれは本当に私感で、
インタビューでこんなこと言ってた、
お手伝いさんがこうだった、
そして私はこう感じた、
と書いたが、
それらは本当に一部。



タイの友人の王様への想いを書きつらねた投稿や、
タイのメディアが書く
「父が教えてくれた9つのこと」とか、
(タイ文字のため読むにはすごく時間が掛かるが、
この手の投稿は少なくない。)
王様の棺がお寺へ運ばれるときの動画だとか、
それを見送る方々の姿だとか、
これまでの王様の活動を振り返る写真たちだとか。




そういうものを見るにつけ、
私たち外国人が理解できるであろう、
タイの方々の心情というのは、
ほんの一握りなのだと思う。





空が落ちてきたか。

神が消えたか。





想像を絶する悲しみだ。









ちなみに昨日は、
私はお手伝いさんと一緒に、
同じお昼ご飯を食べた。
(分けてもらった。)



何事も無くても、
彼女とはよく一緒にお昼を食べるが、
昨日は特別、
1人で食べさせるのは忍びない気持ちになった。

そして彼女と時間を、
共にしたいと思ったから。






昨日は通常通り、
今日は時短で出勤してもらったが、
いつも本物の太陽のように明るい彼女が、
本当に元気がない。



テレビのインタビューに答えていたおじさん同様、

思わず涙が溢れてしまい、
    とても仕事になりません。

そんな心境なのだろうと思う。





それでも彼女は、

「仕事は休まなくて大丈夫!
   マイペンライ!」

と言うし、
今日もキチンと仕事をこなしてくれた。


そして合間合間に私と会話しながら、
王様を思い出し、
目に涙を浮かべていた。



今の我が家は、
彼女がいてくれないと家が回らないとはいえ、
お休みを取らせてあげればよかったかな…
と、思ったのも事実だ。

彼女の努力には、頭が上がらない。







以上が3日目の私の所感だが、
昨日の記事へ関心を寄せて下さる方が多かったため、
もしこの記事も日本にいる方々が読んで下さっているのであれば、
改めて御礼を言いたい。



こんなにもタイという国に想いを寄せてくれ、
今のタイの方達の心情を理解したいと思う人が多いということが、
私にはとてもとてもうれしかった。



なんだか救いのようにも感じられたし、
日泰の友好関係を再認識し、
この点でも改めて、
プミポン国王様の偉大さを実感した。




ご旅行を検討されている方々には、

「この時期だからこそ来てください!」

と心から申し上げたいです。




服装はモノトーンか、
濃い色のものをお召し頂くようになり、
娯楽も限られるようにはなりますが。


今だからこそ、
プミポン国王様の築いたこの美しい国と、
美味しいタイ料理やタイマッサージなど、
タイの良さを五感で確認して頂き、
涙を流しつつもこの国の経済を支えようとしている人々へ、
「旅行」という形で貢献して頂けると、
タイの方々もとても喜ばれます。


そしてこんなときだからこそ、
タイの方々の深い情愛を、
至る場面で感じて頂けると思います。


タイへいらっしゃる際には、
日本のタイ観光局のHPをチェックしてから、
ぜひいらしてくださいね。



在タイ日本人の私から、日本の皆さんへ。

これがきっと、
タイへの貢献のためにも、
お伝えできることかな。

2016年10月14日金曜日

私が見聞きした、タイの方々の心境。在タイ外国人として、少しでも理解を深 め るため に。

うちにはテレビを置いていません。


なので、私は情報は主に、
facebookなどのインターネットから拾っています。




それでも最近はLIVE動画やテレビ番組が見れたりするので、
情報も早いし、とても重宝しています。




今は自宅安静の身なので、
外の様子はわかりませんが。




それでも今日会ったお手伝いさんや、
ニュースのインタビューに応えるタイの方を見て、
今どれだけタイ全体が心を傷めているのか、
ひしひしと伝わって来ます。




うちのお手伝いさんと、
テレビ番組のインタビューに答えていたタイの方のお話で、
いくつか印象的だった事を書いてみます。





・とても心が傷みます。
    首相の会見を見たときにご飯を食べていましたが、食べられなくなってしまいました。

・昨夜は涙を止める事ができず、全然眠る事ができませんでした。

・こんなに心が傷む事があるだなんて、と思います。

・とても仕事が手につきません。思い出す度に涙が止まらなくなってしまうのです。

・家族を失ったのと同じ悲しみ、いや、それ以上かも知れません。

・「父」という大きな土台を失っては、これからどうしたらよいかわかりません。

・涙が止まらず、今はタンブンする事しかできません。




こんなコメントがたくさんありました。







国王様は、「父」と呼ばれていました。



今、タイ文字のハッシュタグで、


#ฉันเกิดในรัชกาลที่๙

「私はラマ9世(プミポン国王様)の時代に生まれた」


というものがあります。



これはまさに、
国王様が偉大なる「父」だという、
敬愛の気持ちだと言えるでしょう。




もし、自分のお父さんに、何かあったら。


ちゃんと仕事、できるだろうか。





それでも、首相の


「(ここまで頑張ってくれた国王様のためにも)経済活動を止めないこと」


という通達のために、
涙を抑えて、職場に出勤しているようです。





今日お手伝いさんに教えてもらった、
国王様にまつわるお話を1つ。




国王様は、
とてもとても体調が悪かったけれど、
決して昼間に病院へは、
行かなかったそうです。


なぜなら、
王様が王宮を出るとなれば、
道路を封鎖する事になり、
多くの経済活動や、国民の生活に影響が出るからです。


そして昼間の病院は、
多くの患者さんたちがいるので、
彼らの治療を優先して欲しいという、
王様の意向があったそうです。


なので、王様が病院にかかるときは、
どんなに具合が悪いときでも、
いつも夜中に行っていたとか。




「王室の男児」として生まれた事を、
憂うでも嘆くでもなく。


18歳で王として即位し、
この国を発展へ導き、
どんな相手にも愛を示し、
いかなる問題も自分事のように解決しようとし、
いつも国民の事を第一に考える。


本当に、本当に、
偉大すぎたプミポン国王様。




そんな偉大なる「父」を失った、
タイの人々の悲しみは、
私たち外国人の想像では、
とうてい追い付かないものでしょう。



だけど、ほんの少しでも、
彼らの気持ちに寄り添い、
今のタイの現状を理解する手立てにできれば、と思い、
私の見聞きしたタイの方達の心情を、
書かせて頂きました。





ちなみにうちのお手伝いさんは、
昨日と全く同じお昼ご飯を買って来ていました。


「昨日と同じだね?」

と聞いたら、

「何を食べたら良いかわからず、
    選べなかった」

と。

彼女が2日連続で同じお昼ご飯を食べているのは、初めて見ました。

そして昨夜は、やはり眠れなかったそうです。







今、タイに住んでいる外国人である私たちは、
国王様がいてくださったからの、
今の、このタイという国があること。

ここで経済活動や、
子育てや、生活が出来るということ。

この土地に私たちが、
現在生かされていること。



これらを忘れずに、
敬意を持って、
この喪服期間、
いや、それ以上になるだろうけれど、
この国に寄り添って、
毎日を過ごしたいと思います。













モノクロの日々。

世界最長70年もの在位を勤め上げ、
人々から「父」と慕われ、
愛され、敬われてきた、
偉大なるタイの国王様、
プミポン国王様が、昨日崩御されました。



お身体の調子が思わしくないと報道されてから、
連日多くのタイの方が国王様のいる病院を訪れ、
健康を祈願し、
王様の健康を祈願する黄色とピンクのシャツを着て、
本当に本当に多くの方々が、
国王様の永きに渡る在位を、
心から願ってやみませんでした。



そんな彼らの気配を身近に感じていた、
在タイの外国人である私達も、
今回の事に、とてもとても、心を傷めています。



それはきっと、
大好きなタイの国の方々が悲しんでいる姿が、
私達外国人にとっても辛いから。




そして在タイの長い方になると、
今までのクーデターや、
赤シャツ黄シャツ騒動のときに、
王様が仲裁に入ってくれてホッとし、
戻りつつある平和に対して、


「王様、ありがとう。」


そう心の中で国王様に感謝した外国人も、
たくさんいたのではないでしょうか。





私個人としては、僭越ながら、
国王様とは誕生日が同じ12月5日ということもあり、
とても親しみを感じていました。



国王様にも、この国にも。



毎年盛大にお祝いされる、
国王様のお誕生日。



その日は「父の日」でもあり、
町中が王様カラーの黄色に染まり、
花火が打ち上げられ、
黄色いキャンドルを持った人々が整列し、
王様がテレビを通じて直接国民へお言葉を伝えて下さり、
タイ中が一体となってお誕生日をお祝いします。


それは、私にとっても、
来タイして以来の特別な、
お誕生日の過ごし方でした。




国王様崩御の報と共に、
タイの人も大好きなfacebookのタイムラインは、
一斉にモノクロになりました。




私も、いてもたってもいられず、
顔写真のない、
モノクロのプロフィール写真へ変更しました。




タイの方は、写真すら使わず、
多くの方が、ただの真っ黒の画像を貼り付けています。



それは、タイの人々の心情を表しているようです。




きっと1ヶ月はこれが続くのでしょう。

私は要安静なので、
外の様子はわかりませんが、
黒い服の人ばかりなのではないでしょうか。



公務員は1年間は喪に服す通達が出されていますが、
この1年を外国人は「長い」と感じるかもしれません。



でも王様が貢献してくださった70年という長い在位に対しては、
この1年など長くはない、
そうタイの人は感じているかも知れません。






悲しい事があったとき。

私達先進国の人間は、すぐさま、

「前を向ける方法」を考えるかも知れません。

乗り越えられたその先のことに、
目を向けるかも知れません。






だけど…


「喪に服す」。






これは、

「悲しみを悲しみとして、
   キチンと感じきる」

ということでしょう。






私は、タイの人のこの心の在り方が、
とてもとても好きです。





悲しみを感じ切らぬまま、
前を向く事はできません。


次に進む事は、できません。



湧き出てきた「感情」は、
感じることでしか、
消化できないのだから。



その意味でも、
国民が喪に服す1ヶ月と、
公務員が喪に服す1年。


今回タイの人々が感じている喪失感に対して、
決して長くないものだろうと思います。




私はそれを、




カォチャイ「理解する」
            ↓
カォ「入れる」➕ チャイ「心」



心に入れておきたいな、と思います。




きっとこれから1ヶ月は、
彼らはfacebookで面白い投稿を見つけても、
「いいね!」はできないと思います。



外の様子はよくわかりませんが、
きっと同じなんじゃないかな。




しばらくはモノクロの日々が続くことになりそうですが、
それがこの国の人々にとって、
一番前向きになっていける方法なのだと、
私たち在タイの外国人は、
理解しておきたいと思います。




そしてタイの人々と共に、
偉大な王様を偲び、
ご冥福をお祈りしたいと思います。